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■ 設立の趣旨 ■
自閉症特有の症状があったり、さらに知的発達の障害を併せ持ったりして、一般の就労や社会生活に適応するのが困難なまま、学校生活を卒える人たちがいます。
現在、この人たちの予後については、いろいろと手は尽くされていますが必ずしも充分とはいえません。特に自閉症特有の症状が顕著な人たちに対する配慮は、
きわめて乏しいのが実状です。なんとか社会生活に一歩踏み出した人たちも、ある意味では福祉の谷間におかれ、援助の手が閉ざされているのが現状です。
こうした社会的背景があることから、当施設「はぎの郷」は、
◆自閉症的傾向の人を中心にハンディキャップをもっている人たちが、それぞれの「自立」を目指して、生き生きした 生活体験を積み重ねながら療育的ケアを受けることが出来る。
◆社会に飛び出した仲間たちが、必要なら、さまざまな形で休憩に訪れる。
◆さらに、学齢期の子どもたちや家族が、何かを知りたくて、ぶらりと訪れる。
そんな場と機会を確保したいという家族の願いに基づいて、石川県自閉症児者親の会の有志が中心となって設立が計画され、平成元年に設立されました。
■ 運営の方針 ■
▲▼ はぎの郷は、親子・家族のきずなを大切にします。 ▲▼
保護者をはじめ家族や身近な人たちの、直接参加あるいは並行参加による生活体験や諸活動を積極的に組み入れ、利用者・保護者・職員の緊密な連携と協力を基盤において運営しています。
▲▼ はぎの郷は、社会・自然との交流を重視します。 ▲▼
地域の住民として、地域活動はもちろん、一般社会や恵まれた自然環境との交流を重視し、消極的には広く門戸を開き、積極的には施設外での生活体験・社会参加を図るよう、開かれた施設であるよう、行動しています。
▲▼ はぎの郷は、一人ひとりの主体性を尊重します。 ▲▼
一人ひとりの個性に応じ、それぞれが生き生きと活動できるよう、活動内容や生活のリズムについて弾力的な運用に努め、ともに一歩一歩築き上げていく、創造的な施設を目指しています。
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